焦って選ばない

最初の項で示したように、運転免許は教習所で買うものではなく、資格を取得するために通うものです。たとえ最低価格保証が行われていたとしても、それはあくまでサービスの一環でありそれが全てではありません。最低価格保証は条件の一つであり、それだけで即決してはいけません。合宿免許ですから、宿泊施設や設備などには当然違いがあり、それは教習所のセールスポイントにもなっています。このようなことはあまりありませんが、例えば同県で最低価格保証がしているところが2箇所あり、片方はホテル並みの設備で片方は雑魚寝の寮。これでは到底納得はいかないでしょう。ですが価格だけを比べてしまうとないとはいえないのです。ましてや教習が関わってきますので、まずは教習内容をチェックして、そして宿泊施設を確認するようにしましょう。

また宿泊においては食事についてもチェックすることをお勧めします。食事内容はもちろんですが、食事付なのか外食有りなのか、近くに食事や買い物ができるところがあるかなどのチェックも必要です。最低でも2週間以上は暮らすのですから、教習料金以外のお金もかかります。周りの環境によってはその料金も変わってきますので、その辺りのチェックも行うようにしましょう。

教習所の料金

見極めにかかる費用というのは、料金プランの中に含まれています。ですが落ちた場合、再テストや再授業の料金は含まれていません。少し前の話ですが、初めての自動車免許は年齢だけ料金がかかると例えられていました。18歳ですと18万円。40歳ですと40万円という意味です。なぜここまで差がでるかというと、若い人のほとんどは学生であり筆記に対して柔軟に対応ができるだけでなく、運転(実地)に対しては運動神経だけでなく運転感覚をつかみやすく、それに対し加齢が進めば進むだけその感覚が鈍くなってしまうというものでした。

教習所では先に示したような仮免許のための見極めだけでなく、段階に応じた見極めがいくつかあります。次の段階に上がるためには、見極め(試験)に合格しなければいけないのですが、年齢が若いと一発で合格していき、年齢が進むと一発で合格しにくい。つまり見極めを何回も受けなくてはいけなくなり、その度に見極め料や追加授業料などが加算されていき上記の価格差になるということです。最低価格保証にはこれは含まれていません。ですが教習所によっては追加授業(補習)を行い料金を加算させないように努力したり、加算しないように料金自体を保証するところもありますので、よく探してみることをお勧めします。

指導要綱のチェック

先の項の最後に、少々キツめにいったことは、教習所選びに重要なことです。それはそのお金(最低価格)を払えば、免許が買えるということではないということです。教習所は免許を売っているのではありません。免許という資格を取得するために通う場所であり、直接試験場にいくよりも合格する確率を上げる場所なのです。

教習所を卒業できれば、実地試験が免除され、筆記試験の合格のみで免許を取得することができます。免許を取得する人にとっては、一発試験というプレッシャーを跳ね除けてくれるとてもありがたいものですが、教習所にとってはその匙加減はとても難しいものなのです。卒業を難しくすれば合格率は上がりますし、なにより事故を起こす人は少ないので公安委員からの評価は上がります。ですが厳しすぎると生徒からの評価は下がり、結果として経営が難しくなります。優しすぎても難しすぎてもいけない。教習を受ける人にちゃんとした実力をつけてあげなければいけません。

それを調べるにはサイト内の指導要綱をチェックする必要があります。教習所内から路上にいくときには、仮免許が必要になり、見極めという段階を踏みます。その見極めは必ずしも全員が一発で合格するとは限りません。それに対しどのような指導を行っているのか、その料金は?などを調べておく必要があるのです。

合宿免許の最低価格保証

教習所選び、特に合宿免許ですと選定するポイントの一つに価格があります。合宿免許は全国に存在し、サービスもいろいろあります。人口の少ない地方では、免許を取得するための合宿だけではなく、合宿つまり宿泊そのもののレベルを上げ、合宿期間中を観光としても楽しめる教習所も存在しています。インターネットで買い物を行うときに、一目惚れをすることがあります。注文をして商品が届くまでの間、まったくインターネットを行わないというかたはほとんどいません。買い物ができるサイトやブログには閲覧した記録を元に同じような商品をお勧めとして小窓で提示することがありますが、注文した商品と同じものが安価で表示されることがあり、残念に思ったことがある人は少なくないはずです。

大手家電店に行くと「他店より高い場合はお申し出下さい」というポストカードを見かけることがあります。駅前の○○では×万円で売っていたというと、その価格に合わせてくれます。いわゆる最低価格保証というものですが、合宿免許でもそのサービスを行っているところがあるのです。合宿免許の場合は、一企業である教習所が行っている場合と、教習所を取り扱っている総合サイトが行っている場合があります。このサービスがあると、価格に関してはある程度は安心することができるのですが、気をつけなければいけない点がいくつかあります。合宿免許は商品そのものではありません。通ったからといってかならず免許という商品が手に入るわけではないのです。まずはそれを頭にいれておいてください。